
覚えていない程、アニメを見てきましたシマヨシです。
今回は「映像研には手を出すな!」の全話について紹介します。
途中で何度も切ろうか考えたアニメ。
見るのが辛い。
それでも見ないという選択が勿体ない気がして、最後まで見てしまう――不思議な魅力がありました!

TVアニメ「映像研には手を出すな!」公式サイトはコチラからどうぞ。
- 放送期間 – 2020年1月~3月
- ジャンル – 非日常青春ストーリー
- 原作 – 青年漫画
- 話数 – 全12話(漫画:1巻~3巻)
▼是非、原作漫画に興味のある方はコチラからどうぞ▼

「映像研には手を出すな!」盛り上がり評価グラフ

「映像研には手を出すな!」全話ネタバレ見どころポイント
- 良かった所!
- 悪かった所!
- MVPは何話?
この3つの見どころポイントに注目しました。
面白い点を伝えつつ、全てをネタバレしないように、簡単にですが紹介したいと思います。

良かった所!

ではでは。
この問題作を語る時がきましたか!
今までなら確実に切っている分類に入る作品のはず。
だから最後まで見てしまっている私が信じられません。

嫌いなはずなのに、目が追ってしまう魅力。
その辺りは今思えば、第1話を見た時と同じ気持ちだったのかもしれません。
ちなみに第1話を見た時の記事もありますので、第1話感想「映像研には手を出すな!」興味のある方はどうぞ!
さてさて。
良かった所、それは――緻密な表現でしょう!
これは後半のMVPの話にも関係しますが、取りあえず一々細かい工夫が盛り沢山!
作成するアニメーションは大げさでダイナミック!
しかし、そこにたどり着くまでの道のりは、とても丁寧に繋がれていました。
例えば、第2話。
このアニメって映像美という点では、かなり低いと私は思います。
どちらかと言えば、ストーリーだったり表現方法だったりに見どころがある感じ。
第2話にして違和感を感じたんですよ。
始まってそうそう――「何か、川が凄い綺麗」って!

どうしてか私は川の綺麗さが凄い記憶に残ってて。
何故ならそれ以降の場面では、川は汚いというより、手を抜いて描かれている感じでした。
ただのちょっと汚そうな川!
記憶に無い人は見て確認してみて欲しいです。
異常なぐらい綺麗に描かれていますから。
しかし、この第2話の後半は川の上の風車、そしてアニメーション世界に没頭して川の上をボートのようなモノで走るダイナミックな展開へと繋がっていました。
スタートから川という部分に意識をさせる細かい工夫を感じました。
あくまで私はですけどね。
でもこのような工夫が無数に組み込まれている事、それは他のアニメでは中々感じる事が難しい程の緻密な表現と言って間違いないでしょう。
悪かった所!

悪かった所、それは――好きになりきれない所でしょう。
これはもう私の個人的な好みの問題でした。

なんでしょうね。
このアニメって私に取っては「珍しい・凄い」という感覚で見てたんですよ。
「面白い・好き」ではなく「珍しい・凄い」です。
ちょっとアニメの話と逸れます……。
例えるなら、最近テレビ番組でとある民族が自分の着る服を手作りで刺繍して作る、珍しい作業風景の特集を見たんです。
それはもう機械で作られたかのような精密で美しい絵柄が、びっしりと隙間も無く刺繍されてました。
もうそれは服というよりは芸術作品のよう。
テレビを見ていた私はこう思った訳です。
「こんな物があるんだなぁ、刺繍が細かくて凄いなぁ」という単純なモノ。

この感覚に凄く私は近い部分を感じました。
でもこれは少し分かる気がしませんか?
全くスポーツに興味が無くても、決勝戦と聞くと、凄い気がして最後まで見てしまったりだとか……。
お笑い番組の「M-1グランプリ」は全く見ないのに、優勝したコンビのネタは後でYouTuberで見たりだとか……。

さてさて。
結論はこれでしょうね。
細かい工夫は素晴らしいですが、視聴者の心にフィットしない!
凄いけど好きになりずらい部分。
これが致命的だと私は感じました。
当然、好きな人も多くいるはずなのも知っていますよ。
そうでなければアニメ化になっていないはずですからね。
MVPは何話?

ではでは。
この作品のMVPは――第7話!
水崎ツバメのアニメーション、その動き1つ1つへのこだわりを追求した回。

一言――素晴らしい!
もうこれ以上の感想はいらないでしょう。
上の良かった所でも説明した緻密な表現が詰まった内容でした。
それでいて、とてもシンプル。
ツバメが子供の頃にお婆ちゃんと過ごした時から始まり。
お婆ちゃんが湯飲みに残ったお茶を飛ばす動き、それに興味を持ったツバメはその後も全ての動きを観察するようになるんです。
人の歩き方、人の立ち方。

そしてツバメがそのこだわりを口にした台詞もカッコよかった!
そして最後の最後に湯飲みのお茶を飛ばす場面。
手だけが描かれたその腕はツバメの腕だと、密かに服で分かる部分も最高でした。
子供の頃は出来なかった、しかし、動きを観察しできるようになった証明。
もうここまで緻密に表現されたこだわりを見せられると、白旗を上げるしかないでしょう。
お見事! ただそれだけしかなし!
さてさて。
やっぱり私の中では、この第10話がMVPで間違いなし!
私が1番、見てて熱くなりました。
「映像研には手を出すな!」全話の評価
確実に万人受けはしないでしょう。
しかし、逆に万人受けすれば良いという訳ではありません。
異世界転生、異世界召喚、一昔前だと妹モノも流行りましたが、正直に言えば本物もありますが多くが二流品ばかりです。
その中で自分の世界をこだわりを真っ直ぐに披露して見せてくれた事に対して、素晴らしいとしか言葉はありませんでした。
もう見た人は同じ評価になったでしょうか?
まだ見てない人は後悔しないように、一度見てから同じ評価になるか確認してみて下さい。
アニメは見ないで損をする事はありませんが、見ると得をする事があるモノです。
是非、自分が得をするアニメを逃さない為に手を差し伸べて上げて下さい。
以上、ここまでこの記事を読んでくれた方はありがとうございました。