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《評価80点》漫画「売国機関」第1巻ネタバレ感想!

  • 2019年11月15日
  • 2019年11月27日
  • 漫画

覚えていない程、漫画を読んできましたシマヨシです。

今回は「売国機関」の第1巻について紹介します。

戦争が終わった国家を舞台に、終戦が原因で国内から出現する危険因子。
彼らを滅する為、平和を死守する暗闘ストーリー。

カルロ・ゼン」という作者の名前を見つけて、ついつい手に取ってしまいました。
大人気「幼女戦記」の作者さんですね。

今回は戦争モノではなく、正しくは終戦後ですが、これが凄まじく面白い。
ただし「幼女戦記」と違い魔法は存在しません。

内容はとても難しく、2回以上読む事になった私の気持ち――この第1巻を読めば分かるはずですよ。

漫画「売国機関 全巻記事一覧」はコチラからどうぞ。

シマヨシ
「戦争モノ漫画が好きな人」「濃厚な難しい漫画が好きな人」「女の子が沢山登場する漫画が苦手な人」にはオススメ!
 
  • ジャンル – 青年漫画
  • 原作 – カルロ・ゼン
  • 漫画 – 品佳直
  • レーベル – くらげバンチ
  • 出版社 – 新潮社
  • 発売日 – 2019年2月15日

 

▼興味がある方は是非こちらからどうぞ▼

 

シマヨシ
ここから下はネタバレ情報アリ!
 

「売国機関」第1巻ネタバレ見どころポイント

  • オペラ座とは?
  • ロフスキ少佐のヤバさ
  • モグラを発見

この3つの見どころポイントに注目しました。

面白い点を伝えつつ、全てをネタバレしないように、簡単にですが紹介したいと思います。

 

オペラ座とは?

まずはストーリーについて、大まかに説明します。

西の「クライス連邦」、東の「ガルダリケ王国」という大国に挟まれた緩衝国家「チュファルテク合同共和国」は、連邦寄りの外交方針を取った為に、両大国の戦争に巻き込まれ、国土は蹂躙され、多くの人命を失う。

両大国の都合による平和が強制されて、共和国は連邦との安全保障条約の締結を発表し、国内の排外主義者たちは両大国の影響力の排除を訴えて安保条約に反対。
排外主義者が起こす問題を解決し平和を全ての脅威から死守する特務機関――軍務省法務局公衆衛生課独立大隊、通称オペラ座。
以上です。

 

シマヨシ
いやいや難しい!

難しいですが、私も何度か読んで理解できました。
簡単に言えば、2つの大きな国(クライス連邦・ガルダリケ王国)に挟まれた、小国(チュファルテク合同共和国)が怒って国内で暴走してるって話です。
怒ってる理由は簡単で――。
勝手に2つの大きな国が戦争を始めて、中央にある自国が戦場になり沢山の人が被害。
そしてまた勝手に2つの国が戦争を終わらせて、自国は被害が出ただけで終了。

 

シマヨシ
なるほどなるほど、当然の流れとして大切な人を殺された国民は納得しないよね!

知らない奴が喧嘩してて、たまたま近くを通りかかっただけで殴られ、2人が和解したからお前も気にするなって言われたら――ふざけるなってなりますよね。
ただし、今回は喧嘩ではなく戦争です。
どんな理由だとしても戦争が終わったのだから、再び火種をまくような事をする連中を阻止する人達がいる訳です。
それが特務機関――軍務省法務局公衆衛生課独立大隊、通称オペラ座という訳です。
じゃあ、その部隊の隊長が誰なのか気になりますよね。
そうです。
それがこの漫画の主人公です。
 

ロフスキ少佐のヤバさ

オペラ座の隊長――ロフスキ少佐

この第1巻の表紙の目が鋭い美人さんです。

ただこの美人さんのロフスキ少佐がくせ者で……。
綺麗な花にはトゲがあるなんて言いますが、トゲだけじゃなくて猛毒がつゆだくです。

シマヨシ
徹底した恐ろしい女の人だ……。

平和に対する執念と、敵に対しての容赦ない狂ったキャラクターは個性の塊でした。
自国を批判する国民の隣を車で通っただけで――。
ロフスキ少佐「あの豚共をひき殺せ、今すぐ。豚が人を語る!悍ましくて耐えがたい、やれ」

部下の運転手はドン引きしてましたね。

その後、笑顔で半分は冗談だと言っていましたが恐ろしいですよね。
「半分も?」って思いますし、「ホントは半分以上でしょ!」って思ってしまいます。

シマヨシ
凄い美人だけど、凄い狂ってる……。でもそれは平和の為であり、それが魅力だよね!

ただ自国の子供には優しくしたり、よく笑顔を浮かべるので、凄まじいギャップがあるんですよ。
だからロフスキ少佐が嫌いになれない。
寧ろ、好きになってしまう魅力を秘めているんですよ。
可愛いキャラも好きだけど、お姉さんキャラに弱い私はイチコロでした。
 

モグラを発見

参謀本部のモグラ(内通者)を発見する為、オペラ座は動き出します。
モグラと言っても、他国ではなく、自国の暴動を起こす連中の事です。
情報部長と手を組み、犯人に証拠となる行動をさせ、直ぐさま犯人である大尉の男を捕獲してしまいます。

 

シマヨシ
初めは情報部長が怪しそうだったけど、やっぱり違ったか!

ロフスキ少佐
は犯人であるモグラを使って、更に犯人の仲間を釣れるとお礼を言います。
対して犯人は思いを叫びます。
犯人「連邦に腰を振り、王国に頭を下げ、自国人を犠牲にして憚らない売国奴共め!」

2つの大国のせいで犠牲にあったのに、その相手に愛想を振りまいている事が許せないと言っているのでしょう。

ただロフスキ少佐は全く揺るぎません。

ロフスキ少佐「屈辱程度飲み干せ。貴様らの自慰に私を付き合わせるな」

絶望の表情を浮かべる犯人の前で、ロフスキ少佐は犯人の仲間を駆除しに向かいます。

仲間は素人軍団です。
当然、精鋭部隊のオペラ座とでは相手になりません。

しかも奇襲だったので、一瞬で終わりました。

どんな方法を使っても、平和を維持するロフスキ少佐の願い。
それがオペラ座自体の行動にも直結しています。

表向きは平和の為の行動ですが、少しでもずれれば悪の所行にも見えてしまう、そこがこの作品の魅力かもしれません。

シマヨシ
オペラ座には、まだまだ気になるキャラクターも沢山いたりする。


しかし、今後は生半可な相手だと、オペラ座には叶わないでしょうね。

今後のストーリーが気になります。

 

「売国機関」第1巻の感想・評価

難しくはありますが、しっかりと作り込まれたストーリーです。

気楽に読める漫画ではなく、しっかりと集中して読む必要はありますね。
ただそれだけにハマってしまう魅力は秘めていました。

ストーリーだけではなく、主人公も尖ったキャラクターで良かったです。

この調子で進むなら、確実に面白い作品になるでしょう。

更に面白くなるなら、大ヒットの可能性も大でしょうね。

 

80点
 
漫画「売国機関」読む価値はあるのか?
――と聞かれれば、私は読む価値はあると答えます。

もう読んだ人は同じ評価になったでしょうか?
まだ読んでいない人は後悔しないように一度読んでみて下さい。

漫画は読まないで損をすることはありませんが、読むと得をすることがあるモノです。
是非、自分が得をする漫画を逃さない為に手を差し伸べて上げて下さい。

以上、ここまでこの記事を読んでくれた方はありがとうございました。

▼「第2巻 売国機関」の記事はコチラから▼

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こんにちは、シマヨシ大佐だ。

ちょいオタの30代サラリーマン。
小学生時代に「ジャンプ漫画」にハマり、その影響からか「ファンタジー作品」を愛するオタクへと成長。

現在は「ファンタジー作品」を主に発信する『シマヨシブログ - ファンタジー作品しか勝たん』を運営している。

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