
こんにちわ、シマヨシです。
今回は「オゲハ」について、私が読んだ最新巻まで紹介します。
人間の少年と異形の生物の物語です。
公園で見つけた異形の生物を少年は飼うことにします。初めは虫を飼うように雑に扱う少年ですが、次第に愛情が芽生えてしまいます。
全員が好きになる漫画とは言えませんし、私の中でもとても面白い漫画とは思っていません。ただどこか無視できない魅力を漂わせていて、ついつい読んでしまう漫画なんです。
基本情報
- ジャンル – 青年漫画
- 原作/漫画 – oimo
- レーベル – it COMICS
- 出版社 – KADOKAWA
もう読んだ人は同じ評価になったでしょうか?まだ読んでいない人は後悔しないように、一度読んでから同じ評価になるか確認してみて下さい。
漫画は読まないで損をする事はありませんが、読むと得をする事があるモノです。是非、自分が得をする漫画を逃さない為に手を差し伸べて上げて下さい。
以上、ここから下が各巻のネタバレ&感想です。
感想
いや~、完結してしまいましたね。
ただストーリー的には3巻ぐらいで、丁度良いボリュームだったと思います。
2匹の芋虫に連れ去られて、キジは悪い人間で、キジは嘘つきだ、と呟きながらも泣いてしまう言葉とは真逆な反応を見せてしまうシーンは、オゲハの本当の気持ちを示していて悲しかったです。
オゲハの存在理由は地球で沢山の卵を産みことでした。そしてオゲハは沢山の卵を産んだ後、その卵を守るようにビルから落ちてしまうキジを我慢できずに助けてしまうんですよね。
そしてキジを殺そうとする2匹の芋虫をオゲハが一瞬で消し飛ばしてしまいます。

ハッピーエンド、最後には少しだけ2人で過ごすシーンが描かれていました。一緒に飛ぶ所、一緒にゲームする所、一緒に出かける所、これからもキジとオゲハは仲良く過ごしていくのでしょう。
誰もが感動する漫画でもなく、誰もが興奮する漫画でもなく、誰もが楽しめる漫画でもないと思います。ただ私は感動して興奮して楽しめました。
全員ではなくても、この漫画を楽しめる人は確かにいると断言できます。
だから是非、この漫画を読んでみてほしいですね。
第2巻 発売日2016年1月15日
感想
この第2巻でストーリーの流れは激変します。
オゲハとキジはまるで友達のように仲良くなります。一緒に出かけたり、体を洗ってあげたり、一緒に寝たりと一緒に時間を過ごしていきます。
人間と異形の生物が仲良くしている所は、読んでるだけで「ほんわか」すると言いますか、不思議な気持ちになってしまうんですよね。
死なないかな、と口にしたキジに対して、オゲハは泣いてしまうシーンは、どれだけオゲハに取ってキジが大切な存在なのかの証明したシーンでした。

キジの教えのせいでもありますが、オゲハは人間を悪い奴だと思い込んでいます。そして自分を連れ去った悪い人間のことを夢で見ます。つまり生まれた時のこと、そしてキジとオゲハがどうして一緒にいるのかも覚えていません。
そんな時に2匹の芋虫が、父親に寄生してキジがいない間にオゲハと接触します。
そして思い出す訳です。
自分を連れ出した悪い人間の正体がキジであることを――。
呆然とするオゲハの顔を思い出すだけで、悲しくなってきます。
今回は序盤に2人の関係を見せて読者の気持ちを温めておいて、終盤で一気に落としてきました。
ここまで読んで第3巻に手を伸ばさないバカ野郎はいませんよ。
第1巻 発売日2015年10月15日
感想
変な表紙だなと思いまして興味本位で読みました。
少しグロくて、少し悲しい、そんなストーリーでした。
異形の生物であるオゲハは言葉が喋れますが、初めは生まれたばかりということで、カタコトです。
キジもまるで子供が虫を飼うように、ご飯や水を与えるのが凄く適当で、オゲハは空腹と水欲しさに家中を探し回って外に出ますが、キジに見つかって泣きながら部屋に戻されたシーンは、心をチクチク刺激してきます。

初めは本当に子供が下手くそに虫を飼うような感じで、虫の方は弱って逃げ出したいみたいな感じでしたが、どんどん2人の中は深まっていくんですよ。
そしてオゲハと同族?なのか2匹の芋虫も情報を集めて近づいてきていますからね。
これからどうなるのか気になっています。
初めこそ興味本位でしたが、もう2巻に伸ばす手を止められませんね。
以上、この記事を読んでくれた方はありがとうございました。